アドミッション・ポリシー
1 佐賀大学の求める入学者 1
佐賀大学は,学生と緊密にコミュニケーションできる総合大学として,人格形成,専門知識・技術の修得,そして基礎から実用開発にいたるまで,能力を最大限に伸ばすことを目標に人材育成と研究活動を展開します。
佐賀大学の教育目標は,高度情報化社会で活躍できる情報基礎と専門知識を修得させること,地域文化を理解し地域に根ざした活動を行うための素養を持たせること,国際化時代にふさわしい異文化理解とコミュニケーション能力を修得させることです。
佐賀大学は,チャレンジ精神を持ち,問題を自発的に探求・解明し,社会に貢献できることを人生目標とする学生を求めています。
医学部の【基本理念】
医学部に課せられた教育・研究・診療の三つの使命を一体として推進することによって,社会の要請に応え得る良い医療人を育成し,もって医学・看護学の発展並びに地域包括医療の向上に寄与する。
■ 医学科
<教育目的>
医学・医療の実践において,強い生命倫理観と広い社会的視野により問題を総合的にとらえ,その解決を科学的・創造的に行う医師・研究者を育成する。
<教育目標>
1.高い倫理観と豊かな人間性を育み,他者と共感して良い人間関係を作ることができる。
2.医学の知識・技術を修得するとともに,自己学習の習慣を身につける。
3.つねに科学的論理的に思考し,問題の本質に迫った解決に努める。
4.国内外に対し幅広い視野を持ち,地域社会における医療の意義を理解し,かつ実践する。
<教育方針>
1.実践的学習を重視し,低学年での体験学習から高学年の臨床実習などを通して,医療人としての人間性を育てる。
2.“自己学習・自己評価”をモットーとし,基本的事項の徹底修得に向けた教育を行う。
3.問題解決型学習(PBL)方式や研究室選択コースなどを通して,科学的・総合的な問題解決能力を育てる。
4.地域および国外の医療機関との連携により幅広い学習機会を展開し,幅広い視野を育てる。
<入学者受入の方針>
医学部の基本理念に基づき,医学科の教育目的・教育目標・教育方針に沿った人材育成を行うために,以下に求める学生像,入学者選抜の基本方針を示します。
【1.求める学生像】
本医学科の教育課程を通して目的に沿った人材を育成するために,次のような学生を求めます。
1.医学への志を持ち,医学・医療により社会に貢献したいと考える人
2.他者への思いやりを持ち,コミュニケーションを取ることができる人
3.学習と医療の研鑽を努力・持続するための忍耐強さを持つ人
4.医学を学ぶために必要な基礎的学力・能力を備えている人
5.生涯を通して,医学・医療について勉学する意欲のある人
【2.入学者選抜の基本方針】
入学者選抜の「公平性・多様性および評価尺度の多面性」を理念として,次の基本方針に基づき選抜を行います。
1.求める学生像に沿った多彩な人材を得るために,多様な選抜方法を実施します。
@一般入試(前期日程,後期日程),A推薦入試(推薦入試U),B佐賀県推薦入学特別入試,C帰国子女特別入試,D私費外国人留学生入試による選抜を行っています。
2.医学を学ぶために必要な学力・能力を問う試験を行います。
@一般入試(前期日程),C帰国子女特別入試及びD私費外国人留学生入試では,本学で学習する諸科目を理解できる基礎的学力が備わっているか,また,卒業後医療に従事する際に必要な問題解決,論理的思考,表現の各能力を在学中に修得できる力を有しているか,を問います。A推薦入試(推薦入試U)及びB佐賀県推薦入学特別入試では,本学で学習する諸科目を理解できる基礎的学力が備わっているか,また,病める人の身になって医療を実践できる良き医療人となるにふさわしい人間性及び種々の問題を科学的・論理的に思考し,それを解決しうる能力を問います。
3.医学を学ぶ意欲や医療職者になるための適性を問う試験を行います。
すべての選抜試験において,医学部志望の動機,学習意欲,積極性,生命や医療に対する倫理観,チーム医療の一員となる上で不可欠の協調性やコミュニケーション能力について対話・口述を通して評価し,将来優れた医師になるために十分な適性を備えているかを判断するための面接試験を行います。
4.学力・能力のみならず意欲・適性等を重視した総合評価により選抜を行います。
選抜試験の種類により,大学入試センター試験,学力検査,小論文,面接,調査書,高等学校長の推薦書,自己推薦書など選抜方法の組み合わせは異なりますが,これらを総合的に評価して最終的な合格者を決定しています。また,全ての選抜試験に面接を課しており,特に,総合判定の重要な資料とするとともに,評価が低い場合は不合格とすることがあります。
@一般入試(前期日程,後期日程)
前期日程は,大学入試センター試験,学力検査,面接及び調査書,後期日程は,大学入試センター試験,面接,自己推薦書及び調査書を総合的に評価して最終的な合格者を決定しています。
A推薦入試(推薦入試U)
二段階選考により合格者を決定します。高等学校長の推薦書,調査書及び自己推薦書による書類選考により第一次選考の合格者を決定します。第二次選考は,第一次選考合格者に対して,小論文を課し,面接を行い,大学入試センター試験の成績及び第一次選考結果と総合して最終的な合格者を決定します。
B佐賀県推薦入学特別入試
佐賀県による第一次選考及び本学部による第二次選考により合格者を決定します。第二次選考は,第一次選考に合格し佐賀県から推薦を受けた者に対し,小論文を課し,面接を行い,大学入試センター試験の成績及び佐賀県からの推薦理由等を総合的に判断して,最終的な合格者を決定します。
C帰国子女特別入試
二段階選考により合格者を決定します。書類選考による第一次選考を行い,第一次選考の合格者に対して,学力検査を課し,面接を行い,第一次選考結果と総合して最終的な合格者を決定します。
D私費外国人留学生入試
二段階選考により合格者を決定します。「日本留学試験」の成績,TOEFLの成績及び出願者の提出書類による書類審査により第一次選考の合格者を決定します。第二次選考は,第一次選考合格者に対し,学力検査を課し,面接を行い,第一次選考結果と総合して最終的な合格者を決定します。
【3.高等学校段階で修得すべき内容・水準】
医学科における「6年間にわたる医学教育(カリキュラム)」を確実に身に付けていくためには,高等学校で履修すべき科目を偏ることなく修得しておくことが大切です。特に理科については,生物,物理,化学の基本的な知識と理解を有していることが望まれます。
■ 看護学科
<教育目的>
高い倫理観に基づき健康についての問題を包括的にとらえ,柔軟に解決する実践能力をもった看護職者を育成する。
<教育目標>
1.看護職者にふさわしい豊かな感性を備え,ひとを尊重する態度を身につける。
2.的確な看護実践ができるように看護の知識と技術を修得する。
3.看護の多様な問題に対処できるように,自ら考え解決する習慣を身につける。
4.社会に対する幅広い視野をもち,地域における保健医療福祉の活動に貢献できる基本的能力を養う。
<教育方針>
1.1年次から4年次まで段階的に行う臨地実習を通して,教室での授業と臨地実習が効果的に相互活用できるように理論と実践を組み合わせた教育を行い,病院や地域社会での保健医療福祉の高度化・多様化に対応できる能力を育てる。
2.スモールグループ学習を多く取り入れ,一人一人が自律して問題解決を行う学習態度を育てる。
3.国際化・情報化社会に対応できるように,授業や実習において情報機器,視聴覚機材を活用し,保健医療情報の修得やプレゼンテーションができる能力を育てる。
<入学者受け入れの方針>
医学部の基本理念に基づき,看護学科の教育目的・教育目標・教育方針に沿った人材育成を行うために,以下に求める学生像,入学者選抜の基本方針を示します。
【1.求める学生像】
看護学科では次のような人を求めています。
1.人間に関心を持ち,人々の健康と福祉に貢献したいと願う人
2.豊かな感性と表現力を身につけている人
3.相手の立場に立って,柔軟に物事を考えられる人
4.看護職に夢を持ち,理想とする看護職者を目指そうとする人
5.幅広い基礎学力と論理的な思考力を備えている人
6.生涯を通して,看護学や医療について勉学する意欲のある人
【2.入学者選抜の基本方針】
入学者選抜の「公平性・多様性および評価尺度の多面性」を理念として,次の基本方針に基づき選抜を行います。
1.求める学生像に沿った多彩な人材を得るために,多様な選抜方法を実施します。
@一般入試(前期日程,後期日程),A推薦入試(推薦入試T),B社会人特別入試,C3年次編入学試験による選抜を行っています。
2.本看護学科の教育課程で学ぶために必要な学力・能力を問う試験を行います。
@一般入試(前期日程,後期日程)では,本学で学習する諸科目を理解できる基礎的学力が備わっているか,また,論理的な思考力や適切な表現力により的確に記述する力を有しているか,を問います。A推薦入試(推薦入試T)及びB社会人特別入試では,病める人の身になって医療を実践できる良き医療人となるにふさわしい人間性および種々の問題を科学的・論理的に思考し,それを解決しうる能力を問います。C3年次編入学入試では,英語,看護専門基礎分野および看護専門分野の基礎的知識に加え,思考力,判断力等を問います。
3.看護学を学ぶ意欲や医療職者になるための適性を問う試験を行います。
すべての選抜試験において,看護学科志望の動機,学習意欲,積極性,生命や医療に対する倫理観,チーム医療の一員となる上で不可欠の協調性やコミュニケーション能力について対話・口述を通して評価し,将来優れた看護職者になるために十分な適性を備えているか,を判断するための面接を行います。
4.学力・能力のみならず意欲・適性等を重視した総合評価により選抜を行います。
選抜試験の種類により,大学入試センター試験,小論文,面接,調査書,高等学校長の推薦書,自己推薦書など選抜方法の組み合わせは異なりますが,これらを総合的に評価して最終的な合格者を決定しています。また,全ての選抜試験に面接を課しており,特に,総合判定の重要な資料とするとともに,評価が低い場合は不合格とすることがあります。
@一般入試(前期日程,後期日程)
前期日程は,大学入試センター試験,小論文,面接及び調査書,後期日程は,大学入試センター試験,面接,自己推薦書及び調査書を総合的に評価して最終的な合格者を決定しています。
A推薦入試(推薦入試T)
二段階選考により合格者を決定します。高等学校長の推薦書,調査書及び自己推薦書による書類選考により第一次選考の合格者を決定します。第二次選考は,第一次選考合格者に対して,小論文を課し,面接を行い,第一次選考結果と総合して最終的な合格者を決定します。
B社会人特別入試
小論文を課し,面接を行い,その結果を総合して合格者を決定します。
C3年次編入学試験
総合問題を課し,面接を行い,その結果を総合して合格者を決定します。
【3.高等学校段階で修得すべき内容・水準】
看護学科における「4年間にわたる看護学教育(カリキュラム)」を確実に身に付けていくためには,高等学校で履修すべき科目を偏ることなく修得しておくことが大切です。特に理科については,生物,物理,化学の基本的な知識を理解していることが望まれます。